
院長コラム
ラ・クリニカは開院20周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。


ラ・クリニカは開院20周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。


阪神・淡路大震災ですら復興はまだ終わっていません。
でも私達は乗り越えてきました。
新型コロナウイルスが大変なことになっています(戦いは始まったばかり)。
新型コロナウイルスに根本的に効く薬はまだありません。ということは、私たちに出来るのは『予防』と『患者さんを増やさないこと』だけです。予防はマスクや手洗いなどです。
では『患者さんを増やさない』ためには何が出来るのでしょうか。
『人混みに行かない』これだけです。簡単に言えば『移さない』『移されない』ことだけです。だから自粛・自粛と言われるのです。しっかりと自粛すれば1・2ヶ月でコロナウイルスは一度は落ち着くはずです。
でも自粛しない人が多いですよね!?どうしてでしょう?
これは『正常性バイアス』という人間の心理のせいなのです。
『正常性バイアス』とは『まだ大丈夫』と思いたがる心理。
この心理のせいで、「静岡ではまだ東京ほどではないし、自分は他に病気もないから大丈夫」と言って外出してしまうのです。
新型コロナウイルスは災害です。しかも前例がないような、さらに目には見えない災害です。日本は災害の多い国です。地震、津波、火山、台風、洪水、毎年のように次々に災害がやって来ます。私達はたくさんの災害を乗り越えてきました。まだ復興が終わっていない災害もある中で、私達はさらにコロナという災害を乗り越えなくてはならないのです。
そのために出来ること、それは日本列島に住む人全員が力を合わせることしかありません。
マスク、手洗い、人混みに行かないなど一人一人が出来ることは小さいですが、この小さい力を合わせていくしかないのです。
東日本大震災の時にも書きましたが、今また日本の力、日本人の力が問われています。
怖がるだけではなく、勇気と笑顔を忘れないでください。
笑顔は免疫力を上げて、コロナにも強くしてくれます。

阪神・淡路大震災ですら復興はまだ終わっていません。
でも私達は乗り越えてきました。

『大切なのは心や気持ち、中身の色でしょ?』
「あなたはカラスが好きですか?」っと聞かれたらどう思いますか?「好き」と答える人はとても少ないと思います。理由は?と聞くと、ゴミを荒らすとか人を襲うとか言う人がいます。でもゴミを荒らすのは生きていくためにエサを食べているだけですし、人を襲うのは自分の子供を守ろうとするからですから、生き物としては当然のことです。
カラスが嫌われる一番の理由はあの真っ黒な身体ではないかと思います。もしカラスが白鳥のように真っ白だったら今のようには嫌われなかったと思います。僕はこれは「外見で差別している」のだと思います。カラスを差別したっていいでしょ、と言われるかもしれませんが、同じことが人にもあるのです。
「見た目問題」とか言われるものです。容姿に表れる「障害」と言われるものが原因で就職や恋愛で差別される問題です。人種差別も見た目問題です。差別とは人の心の暗闇に隠れていて、すきを見せると出てくる厄介者です。
人は性格も肉体も一人一人みんな違います。これは『種の多様性』と言って、このおかげで人類は生き残ってきたのです(※注)。
障害という言葉を耳にします。でも「障害」なんてものはありません。あるのは個性、つまり人間の多様性だけだと僕は思います。
※注:もし人間がみんな同じ肉体、同じ体質だったら、コロナウイルスみたいな病気で全滅しちゃいます。色んな人がいるから生き残る人がいて、人類は繁栄したのです。

『大切なのは心や気持ち、中身の色でしょ?』
今年も嬉しいこと、そうではないこと、色々なことがありました。
色々な思いが頭や心の中で混沌としています。
数え切れないぐらい多くの麻酔科医師と一緒にオペをしてきて、色んな麻酔科医がいたけれど、君がNo.1だったな。麻酔が一番うまかった。麻酔科医がうまいかどうかはオペをしている外科医が一番よく分かるんですよ。
君はまだ若いのに立派だったと思う。抗癌剤の副作用でつらい時も、死が迫り来る中でも、いつものように診療を続けていたそうだね。君の美学を見たような気がします。
僕も君みたいになれるように頑張り続けるよ。僕もいつかはそちらに行くけど、そうしたら、君に難しい麻酔をかけてもらって、僕は一番難しいオペがしたいな。
そんな思いもありますが、それでも日本を見れば、今年もいい年だったのでは、と思います。台風が来て多くの方が命を落としました。毎年、毎年、地震、津波、火山の噴火、いろんな災害がやって来てはたくさんの悲しみを残してゆきます。
でも、今年1年も日本には『戦争』はありませんでした。これはとても素晴らしいことだと思います。
日本に生まれて自分は幸せ者だ、と自分に言い聞かせながら、でもつらい・・・
僕は混沌としたまま年を越しそうです・・・

『おしりたんてい』悲劇ではありませんが・・・マイ・ブームです!
文学に限らず映画でも作られたものには悲劇というジャンルがあります。悲しいこと、悲しい思いは誰だってしたくないですよね?ではなぜ人はわざわざ悲劇を読んだり、見たりするのでしょうか?
世界の三大悲劇と呼ばれる小説など色々な悲劇があります。その小説の中の悲劇は言葉では言い表せないほど暗く深いものです。でもその小説の初めの一文字から最後の一文字まで、すべてが悲しみで真っ黒に塗りつぶされていることはまずありません。
小説、つまり作り話の中のどこかに、必ず、ひと筋の光明が描かれているのです。その細い光明は愛情だったり、思いやりだったり色々ですが、悲しみで100%真っ黒に塗りつぶされた悲劇小説なんてまずないのです。
ところが現実はどうでしょう。毎日流れてくるニュースはどうでしょう。一筋の光明も救いも、何も見いだせない、悲しみだけで100%真っ黒に塗りつぶされた事件がニュースとして流れてくることもあります。
人が悲劇を読んだり見たりするのは・・・少なくとも僕は、一筋の光明を見たいからなんです。

『おしりたんてい』悲劇ではありませんが・・・マイ・ブームです!

瀕死の子供クワガタ虫にスイカを買ってきたら、生き返って翌日には山に帰っていきました\(^O^)/これも出逢いと別れ・・・
先日、町のあちこちで迎え火が焚かれていました。会えなくなってしまった人達に再会できる季節が来ました。
会えなくなってしまったことは確かにつらいことです。そして会えなくなった人の数は毎年増えてゆきます。悲しみの数も増えてゆきます。
でも、出逢いがなければ別れもないのですから、会えなくなった人が多いということは、それだけ出逢いの数も多かった、出逢えた喜びも多かったということだと思います。
悲しみというのは、受け取った喜びを返す作業なのかな・・・とも思います

瀕死の子供クワガタ虫にスイカを買ってきたら、生き返って翌日には山に帰っていきました\(^O^)/これも出逢いと別れ・・・