
院長コラム
ラ・クリニカは開院20周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。


ラ・クリニカは開院20周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。


『日本平よりの富士』(貼り絵)
1965年 山下 清
長い夏がやっと終わったので、第2待合室の絵も秋らしい絵に替えました。しかし秋は束の間で、いきなり冬になってしまいました!
先日、こんなことを聞かれました。「先生、『治療』っていったい何なんですか?」と。その患者さんの友人が癌で手術を受けたそうです。手術は大きな手術ではなく手術直後も元気だったそうです。その患者さんは、手術が終わって後はどんどん元気になって行くと思っていたそうです。しかし友人は抗癌剤治療が始まったらどんどん具合が悪くなって、今は寝たきりだそうです。
皆さんが病院などで受ける治療のほとんどは、簡単に言えば人をも傷つけるものなのです。治療はほとんどが薬と手術によって行われます。ところが、以前のコラムに書きましたが、薬はしょせん毒ですし、手術はいうまでもなく身体に傷をつけることです。
言いかえれば治療とは『病気と身体の両方を同時に傷つけるもの』なのです。それで病気が先に負ければ治療が成功したと言い、身体が先に負ければ・・・言わずもがなです。昔まだ抗癌剤などがまだ発達していなかった頃には、「ガンは死んだ。でも患者も死んだ。」という、外科医の無念な言葉があったくらいです。
僕はよく患者さんに「治療は少なければ少ないほど良い。」と言います。簡単に考えている方が多いのですが、手術はもちろん、脱毛やお肌の治療も「治療」です。もちろん治療がゼロになったらどんな病院でもつぶれてしまいます。でも外科医の頃のそんな思いがあるので今でも僕は「出来るだけ少ない治療を」と心がけています。

『日本平よりの富士』(貼り絵)
1965年 山下 清
長い夏がやっと終わったので、第2待合室の絵も秋らしい絵に替えました。しかし秋は束の間で、いきなり冬になってしまいました!

「種をまく人」
フィンセント・ファン・ゴッホ、1888
待合室の絵を「ひまわり」から「種をまく人」に変えました。
今回は少し美容皮膚科医らしいことを書きます。「乾燥肌」と聞くと冬の乾燥した肌を思い浮かべる方が多いと思います。ところが乾燥肌は秋の涼しくなって、湿度が下がっていく時期に作られてしまうのです。
涼しくなってくると皮脂、つまり脂汗は急に少なくなってきます。皮脂は肌を乾燥から守っているものですから、これが急に少なくなるということは乾燥から肌を守る力が急に弱くなるということです。つまり涼しくなっていくのよりも早く肌は乾燥してくるのです。
人の肌はうまく出来ていますから乾燥してくると乾燥しないように頑張ります。どう頑張るかというと皮膚の表面の角質という部分を厚くします。そうすると確かに乾燥しにくくはなりますが、逆に化粧水などが入りにくくなります。こうしてさらに乾燥がひどくなり、冬が来る前に乾燥肌が出来上ります。
昨年、「不潔のすすめ」というコラムを書きましたが、クレンジングや洗顔は少なくなった皮脂を落として乾燥をもっとひどくしてしまいますから、秋こそクレンジングや洗顔をもっといかげんにして『お肌を不潔に』して下さい。

「種をまく人」
フィンセント・ファン・ゴッホ、1888
待合室の絵を「ひまわり」から「種をまく人」に変えました。

松茸は特別に取り寄せているのだそうです。
誰でも「こんな美味しいものが世の中にあったのかぁ!」とビックリしたことがあると思います。先日そんなビックリを久しぶりに体験したので、今回はそれを紹介します。
昨年の静岡グルメで初めて紹介したのはお蕎麦の「くろ麦」さんでした。次に紹介するお店も決めていたのですが、今食べないとすぐに無くなってしまうものなので今回もくろ麦さんです(僕は決してくろ麦さんの宣伝本部長ではありませんが、念のため(^^ゞ)
今回の料理は「松茸せいろ」です。僕だって今までに松茸を食べたことはあります。でもこの松茸せいろはホントにビックリしました!(^^)!「松茸の香りってこんなに強くていい香りなんだ!」と、大げさではなく、本当にそう思いました。薬味を入れるのもももったいないぐらいでした。ただ松茸の季節は短いので「緊急版」として書かせてもらいました。

今回はそば湯割りに松茸を入れてしまいま した\(^O^)/
季節のものなのでホームページのお品書きにも載っていませんが、2415円だったと思います。当然ですが、他のお蕎麦よりは高いので、昨年までは注文したことがありませんでした。しかし今では「もっと早く食べておけば良かったぁ」と少し後悔しています(^_^;)
サプリメントや健康食品が流行っていますが、そんなものにお金を使うぐらいならこれを食べて『日本の秋』を堪能した方がよっぽど健康にも良いと思います。日本に生まれて良かった∈^0^∋

松茸は特別に取り寄せているのだそうです。

今回はそば湯割りに松茸を入れてしまいま した\(^O^)/

今年も八幡山の花火が上がりお盆も終わりました。お盆には、もう会えなくなってしまった人達を思い出すことが多いと思います。でもその時皆さんは何を思い出しますか?一緒に遊んだ想い出や顔、しぐさなどを思い出すことも多いと思います。それは僕も同じです。
でも僕が意識して一生懸命思い出そうとすることがひとつあります。それはその人の声です。顔や想い出の記憶は写真を見たりすれば簡単に思い出せます。でも声を思い出すのって意外と難しいんです。今僕たちが今こうして生きさせてもらっているのは会えなくなってしまった人達のおかげですから、その人達を忘れないように努力するのは義務だと思います。
でも悲しいことに人の記憶は時間とともに薄れていってしまいます。ですから、僕はお盆でなくとも、その人の声を思い出す、いえ一生懸命思い出そうとすることがよくあります。薄れてゆく記憶、すなわち『忘却』にあらがうのも僕たちの義務だと思います。


ある老夫婦がいます(老夫婦などと言っては大変な失礼に当たるかもしれませんが)。その御主人は自分では職業を選ぶことが許されない家庭に生まれました。生まれた時からもう職業が決められていて、しかも定年がありません。生きている限り働き続けなくてはならないのです。また、共働きなので奥様も生きている限り働き続けなくてはならないのです。
御主人はもうすぐ80才になりますが最近心臓の手術を受けました。しかしその後もまだ身体が万全ではないのに、仕事を再開しました。震災の被災地を回ったり、色々な仕事をこなしています。そしてその横にはいつも奥様が寄り添っています。
手術後の最初の仕事は震災の追悼式でした。後に分かったことですが、この御主人はこの追悼式に間に合うように手術を受けたのです。まだ術後間もなくで、もちろん足元も不安です。もしもの時にすぐに支えられるように奥様はかかとが特に低い草履を履いていたそうです。
このご夫婦について世の中には色んな考え方、思想があります。でもこのようなお姿を見ていると・・・「いつまでもお元気で」と思わずにはいられません。また若い自分たちはもっと頑張らなくてはならないのではとも思えて来ます。
