院長コラム
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
今回のテーマは「愛」です!(^^)!愛について、なんてすっごく難しいことについて、僕なんかが書いちゃってもいいのかなぁ???なんて思いますが・・・書いちゃいます。
こんな僕でも「多感な青年時代」があったのですよ!その頃考えていたことのひとつが、愛と恋の違いです。愛とは?その答えは人の数だけ、いやもっとたくさんあると思います。でもある映画を見ていてたったひとつですが答えが出たような気がしました。
その映画の中にお風呂で父親が息子にこんなことを言うシーンがありました。
「おまえは人を好きになったことがあるか?」
「うーんと好きになれ。その人の喜びも悲しみも、みーんなひっくるめて好きになれ」
このシーンを見た時僕は思いました。人を愛するということは、その人の負の部分、つまりその人が背負っている悲しさや辛さ欠点なども含めてすべてを好きになることなのではと思いました。極端な話し、その人が過去に取り返しのつかないような過ちや犯罪を犯していても、それを含めてすべてを好きになることなのではと思いました。
好きな人に会いたくて会いたくて、会えない時間がとても長く感じられた頃、その頃の自分を思い出してみても損はしないと思います。
偉そうな、分かったようなことを書いちゃいましたが、年末なので大目に見て下さい(^^ゞ
多くの女性にとってダイエットは永遠のテーマかもしれません。でも患者さん達と話していると、ダイエットを勘違いしている方が多いのに驚かされます。体重を減らすことがダイエットだと思って、毎日のように体重計とにらめっこしている方が多いのです。しかしこれは全くの間違いなのです。
まずダイエットの目的は何ですか?多くの方はスタイルをよくするためだと思います。ではスタイルを作っているのは何ですか?ほとんどの場合これは脂肪です。ということはスタイルをよくするには脂肪「だけ」を減らさなくてはいけないのです。ところが脂肪は軽いので脂肪を減らしても体重はそんなに変わりません。例えば脂肪吸引で何千ccも脂肪を取っても体重はほとんど変わりません。体重計を見て一喜一憂しても無駄なのです。
ましてや食事を減らして、体重が減って喜んでいるなんて最悪中の最悪です。なぜならば食事を減らして真っ先に減るのは筋肉で、スタイルが変わらないばかりか、基礎代謝が落ちて太りやすい身体になってしまうからです。だから食事を減らすだけのダイエットは必ず失敗してリバウンドするのです。
理想のダイエットは、体重は増えてもスリムになった、そういうものなのです。つまり筋肉は増えて脂肪は減る、これが理想のダイエットなのです。ではどうしたらよいか?これは一人一人異なります。もし本気でダイエットしてみようかなぁ・・・なんて思ったらいつでも僕に聞いてください。少なくとも体重計に乗って一喜一憂するのはもう卒業して下さい。
以前のコラムにも書きましたが「体重なんてさばを読めばいいんです」、体重計の数字と女性の魅力は全く関係ないのです。
僕が子供の頃、カーテンにつかまりながら体重計に乗っていた!母の姿をはっきりと覚えています(@_@;)何と愚かな・・・でもこれも乙女心?????
あなたは15才の時何をしていましたか?8月のコラムで「赤とんぼ」の歌を聴いた方、歌詞を思い出して下さい。「十五でねえやは嫁に行き・・・♪」という歌詞がありましたね(※注1)。
ということはこのねえやは小学校を出てお手伝いさんとして奉公に出され、15才で結婚したのです。12才で社会人になり色々な義務や責任を負い、さらに15才で嫁いで、嫁ぎ先の主婦として義務や責任を負うようになったのです。
まだ日本が経済的に貧しかった頃、多くの子供達がこのねえやのように小学校を出ただけで社会人として頑張っていたのです。
15才の時の自分を考えると、僕なんか全くの無責任で、思いっきりモラトリアム(※注2)でした(^_^;)つまり思いっきり恵まれていたのです。15才の時の皆さんはどうでしたか?もし自分は恵まれていたと思われたならば、その分をほんの少しでも社会に返してみてはどうでしょうか?
(※注1)ねえや(姐や):お姉さんではなく、女中さんやお手伝いさんのような女の子です。
(※注2)モラトリアム:社会的な義務や責任などを負わなくてもいい期間。
前回のコラムは秋の気配が少しは感じられるけど、まだ夏真っ盛りの頃でした。その後お盆が来て、花火を見ながら「また1年生きさせてもらったなぁ」なんて思ったり、クロちゃんの鳴き声を思い出したりしていたら・・・あっという間に涼しくなってきちゃいました!待合室に飾ろうと思っていた夏の絵も飾り損ねてしまいました(>_<)ゞ
時間があまりにも早く流れるので、明日になったらもうクリスマスであさってになったら僕はもうご臨終なんじゃないかとさえ思えて来ます。1秒1秒を、いえその瞬間・瞬間を一生懸命生きなくてはいけませんね。
さてここからは少し美容外科的なことを書きます。それは秋の食事です。夏バテをした方は特にそうなのですが、そうでない方も夏の間に筋肉の量が減って代謝が落ちています。ですから秋は貯蔵型の栄養である炭水化物を控えめにして、活動型の栄養であるタンパク質、つまりお肉やお魚をたくさん食べて下さい。エレベーターなどを使わずに階段を使えばよりいっそうベターです
2週間前ゴルフに行きました。家に帰ってニュースを見たら梅雨が明けていました。少し山の中のゴルフ場だったのですがもう赤とんぼが飛んでいました。山の秋は早いんだなぁ、まだ梅雨なのにもう秋が始まっているんだなぁと思いました。そして昨日、クリニカの駐車場にも赤とんぼが飛んでいました。秋が町にも降りて来始めたのだなぁと思いました。
高校の頃、徒然草だったと『思います(?_?)』が(僕は小学校に入った時から国語が大の苦手だったので^_^;)、「秋は夏が終わって始まるのではなく、夏の最中(さなか)から秋は始まっているのだ」というのを読んだことがあります。その時は「ふ?ん?そんなものかねぇ?」と思いましたが・・・こんなことを思い出すなんて・・・年のせいかなぁ(^^ゞ
なんて僕の老化はさておいて、今日8月7日は『鼻の日』だそうですが(だからどうなの?と思いますが)、ともかく『立秋』です。ということは暑さも今日からは残暑です。「暑い暑い!」なんて言わずに秋を探してみてはどうでしょうか。
世界中がサッカー・ワールドカップに一喜一憂しています。僕はサッカーには詳しくないのですが、日本代表は実力を発揮できていないそうです。サッカーに限らず日本人は実力を発揮できなくて負けてしまうことが、欧米の選手に比べて多いような気がします。なぜそうなってしまうのか?という疑問が長い間僕の頭の片隅にありました。
その疑問が先日『現代の盆踊り』を見て少し解けたような気がしました。その現代の盆踊りは昔からの盆踊りとは全く異なります。しかしこれは結局『盆踊り』に他ならないと思いました。「今の若者は変わった」と言う言葉はずいぶん昔から言われてきました。つまり日本人は明治の文明開化以来変わり続けてきたのです。でもこの「現代の盆踊り」がヒットしているということは、日本人の心や精神の底に流れている土台みたいなものは意外に変わっていない証拠なのではないかと思いました。
日本の美徳の一つに自制心があります。また調和を重んじ、そのために規則をちゃんと守り、型破りなことは由としない気質もあります。そのような気質は生まれた時からはぐくまれたものでいわば心の遺伝子のようなもので簡単にはコントロールできないと思います。その心の遺伝子がサッカーに限らず、とくに相手と対峙して戦うスポーツでは、日本人選手の闘争心にブレーキをかけてしまうのではないかと考えました。簡単に言えば、真面目すぎる、優しすぎるということでしょうか・・・
どんなスポーツでも、やはり勝ってもらいたい。でも日本の美徳は持ち続けてもらいたい。難しい命題ですね
3月のコラムで健康食品にお金を使うくらいなら、そのお金で美味しいもの食べた方がよいと書きました。でもそれどころかサプリなどの健康食品には危ない面もあるのです。
それは摂り過ぎになりやすいということです。サプリなんて薬じゃないから成分も薄いし、ドリンク剤なんてそんなにたくさんは飲めないから摂り過ぎになんてならないと思われる方が多いと思います。でも簡単に「摂り過ぎ」なってしまうことがあるのです。それはサプリに含まれているホルモン類似物質(ホルモンに似た物質)やホルモンの働きを増す物質です。
人の身体では女性ホルモンなどたくさんのホルモンが働いていますが、ホルモンはビックリするくらい少ない量でとても大きな働きをしています。どれくらい少ないかというと、あるホルモンは人の身体を東京ドームにたとえても(すごく大きいですよね!)、たった1~2滴なのです!!!
ということはほんのごくごく微量を飲んでも多すぎになってホルモンのバランスを崩してしまうということなのです。サプリは飲みやすいですし、安全だと思っている方が多いです。たくさん飲めば効果が上がると思っている方も多いと思います。
当たり前のことですが、何でも飲み過ぎ、食べ過ぎ、摂り過ぎ、「・・過ぎ」は危険なのです。
色々な患者さんがいらっしゃいます。もちろん職業も色々です。手術、肌治療など治療も色々ですが痛い治療もあります。ではそんな時、患者さんの中で一番の痛がりやさんは誰でしょうか?治療の時に一番緊張するのは誰でしょうか?
それは医療従事者、具体的には女医さん、看護婦さんです!クリニカはなぜか女医さんや看護婦さんの患者さんが多いのですが『ほとんどもれなく』!?普通の患者さん達よりも痛がりやさんで、とても緊張しています。
僕などは典型的な痛がりで、痛いのが大嫌いなのですが女医さん、看護婦さんも自分が患者さんの立場になるととても弱いのです。いつもは、痛がる患者さんに「頑張りなさい」とか言っている医者や看護師は自分が患者になると皆さんが想像している以上に弱いのです(^^ゞ僕なんかインフルエンザの季節になるといつも院内を逃げ回っています(^_^;)クリニカにも、年1回の健康診断で採血される時に毎年緊張のあまりダウンしてしまう看護婦さんもいます!(^^)!この看護婦さんと僕が【クリニカ痛がり2トップ】です(>_<)ゞ
医者や看護師が痛がりな理由は分かりません(?_?)ちなみに、看護学校の学生さんは大丈夫なのですが、卒業して看護師になるとだんだん痛がりになって行くような気がします(?_?)
もし病院やクリニカで痛い思いをしたら『ホントはあなたの方がずっとは痛がりやさんでしょう!』と心の中で叫んでください∈^0^∋
今回は久しぶりに美容皮膚科的なことを書きます!お肌の治療で通われている患者さんに「コラーゲンやヒアルロン酸を飲んだ方がいいですか?」と聞かれることが非常に多いです。結論から先に書くと、飲んでも悪いことはないと思いますが、効果もまず期待できませんと答えます。
なぜかというとコラーゲンなどは飲んでもコラーゲンとしてはほとんど吸収されないからです。ほとんどはアミノ酸に分解されて吸収されます。つまりコラーゲンとして吸収されるものはごくごく一部なのです。しかもその吸収された非常に少ないコラーゲンも全身に行き渡るのですからお肌に送り込まれるコラーゲンなんてほとんどゼロなのです。
こう答えると患者さんは必ず「じゃぁどうしてあんなに広告しているのですか?」と質問します。それはコラーゲンに限らずいわゆる「健康食品」(僕たちは健康商売とよく言いますが)は利益率が高くとても儲かるからなのです。コラーゲンやヒアルロン酸の原料はニワトリの鶏冠(とさか)や魚市場の生ゴミだったりします。つまり以前は捨てていたようなものですから原材料費がものすごく安く、もうけが多く、それを広告にたくさんまわしているのです。
『健康食品にお金を使うぐらいなら、そのお金で美味しいお魚でも食べた方がよっぽどいい。』というのが僕の回答です。
ちなみにヒアルロン酸やコラーゲンをお肌に塗っても、皮膚にはバリア機能というのがあり、やはりほとんど吸収されません。
オリンピックの開会式で写真のように五輪が四輪になってしまったトラブルを日本では多くの人が目にしました。でも、ロシアでは即リハーサルの画像に切り替えられたのでロシアでは五輪の映像が流されて、誰も気付かなかったそうです。本物ではない画像を流したことの是非はともかくとして、これは偉いと思いました。
国家の威信がかかったオリンピックの開会式ですから、もう絶対にトラブルはないと言い切れるぐらいに準備に準備を重ねてきたはずです。それでもさらに、もしものトラブルに対する準備をロシアはしていたのです。これが偉いと思うわけです。
これに対して、福島原発は絶対にトラブルはない、安全だということでまさかのトラブルに備えていなかったのです。
身近な機械に銀行のATMがあります。皆さんはATMでお金を引き出す時に、「もしお金が少なかったらどうしよう」と思ったことはありませんか?ATMだって所詮は機械。トラブル、間違えをする可能性はゼロではないはずです。以前、銀行の方に「お金が少なかったらどうしたらいいのですか?」と聞いたら(こんな質問をするなんて僕は変人^_^;?)、「ATMは絶対に間違えません」といわれてしまいました。『絶対ということは絶対にない』ということを日本人はフクシマから学んだはずなのに・・・
ソチのオリンピック・パラリンピックが終わる頃・・・もうすぐ3年、まだ3年です。
以前から何回もこのコラムに登場したクロちゃんが復活しました!復活ってどういうこと?と思われる方が多いと思いますが、クロちゃんは12月初めから体調を崩して入院していました。
ただ、クロちゃんはもう超後期高齢者ですから、今回はさすがに僕も覚悟をしました。前回のコラムで「さようなら」と同じ数だけ「こんにちは」があるということを書きましたが、実は、コラムを書きながら僕はさようならを覚悟していました。時が流れるほどにさよならの時は近づいてきます。いつかはさよならの時を受け入れなければいけないのだと理屈では分かっているつもりです。でも今だから言えますが、正直、毎日がつらかったです。
ところがクロちゃんは復活したのです!(^^)!昭和60年生まれ、29才のクロちゃんが復活したのです\(^O^)/
退院直後のクロちゃん。まだ低体温なので毛布にくるまっていますが元気です(T_T)
入院中は、「29才のネコってどんなネコだ!?」とあちこちから獣医さんが見学に来たそうです(^o^)/~~~
「ハロー・グッバイ」、昔こんな名前のフランス映画がありました。日本語では「こんにちは・さようなら」です。昨年、皆さんはどれだけのこんにちはとさようならをしましたか?
どんなさようならでも悲しかったり寂しかったりしますから、さようならの方が印象が強く、回数も多かったような気がする方もいるかもしれません。でも、出逢いのない別れなんてないのです。だってオギャアと生まれてこの世にこんにちはをした人間もいつかは、すべてにさようならをする時が来るのですから。
ということは、考え方を変えると、さようならとこんにちはの数は同じということになります。数式だと、Σn(さようなら)=Σn(こんにちは)、となります(^^ゞ
2013年も終わりましたが、もし寂しい気分になっている方がいたら、その分だけ幸せなこともあるのだということを思いだしてください。