ある老夫婦
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ある老夫婦がいます(老夫婦などと言っては大変な失礼に当たるかもしれませんが)。その御主人は自分では職業を選ぶことが許されない家庭に生まれました。生まれた時からもう職業が決められていて、しかも定年がありません。生きている限り働き続けなくてはならないのです。また、共働きなので奥様も生きている限り働き続けなくてはならないのです。
御主人はもうすぐ80才になりますが最近心臓の手術を受けました。しかしその後もまだ身体が万全ではないのに、仕事を再開しました。震災の被災地を回ったり、色々な仕事をこなしています。そしてその横にはいつも奥様が寄り添っています。
手術後の最初の仕事は震災の追悼式でした。後に分かったことですが、この御主人はこの追悼式に間に合うように手術を受けたのです。まだ術後間もなくで、もちろん足元も不安です。もしもの時にすぐに支えられるように奥様はかかとが特に低い草履を履いていたそうです。
このご夫婦について世の中には色んな考え方、思想があります。でもこのようなお姿を見ていると・・・「いつまでもお元気で」と思わずにはいられません。また若い自分たちはもっと頑張らなくてはならないのではとも思えて来ます。