男の目は「節穴(ふしあな)」?の進化論的・医学的考察
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
クリニカではこんな会話が時々あります。
患者さん「二重にしてこんなにパッチリした目になったのにフィアンセが全然気がついてくれないんです-_-#」
僕「男の目は節穴ですからねぇ」
患者さん「鼻がこんなにかっこよくなったのに主人が全く気がついてくれないんです-_-#」
僕「男の目は節穴ですからねぇ」
では本当に男の目は節穴なのでしょうか?結論から先に書くと、その通り、男の目は節穴なんです…>_<…目や鼻など、顔のパーツや表情を見ていない、いえ見えないんです!
ではなぜ男の目は節穴なのでしょう?どうして女性がキレイになったことに気がつかないのでしょう?それは人類の長~い歴史に原因があります。
大昔の人類は洞窟に住み、狩りをして暮らしていました。男は洞窟を出て狩に行き、女性は洞窟に残り集団生活をして子供を育てたりしていました。集団生活には調和や協調が必要です。このためには他の人の気持ちや状態に敏感になる必要があります。
ですから女性は他の人の表情など、つまり顔の変化に敏感になってきたのです。
ところが男性はというと、狩で獲物を見つけ、追いかけ、捕まえることが第一ですから他の人の表情なんて関係ありません。遠くの獲物をいかに早く見つけて捕まえるかが重要だったので、それこそ地平線の彼方の獲物を見つける能力は発達しましたが、他の人の表情など顔を見る能力は発達しなかったのです(^_^;)
人類が誕生してから300万年と言われていますが、狩が始まったのが200万年前です。農耕が始まり男も集団生活に入るようになったのはたった1万年前です。つまりその前の199万年間は狩猟生活でこの長い時間の間に女性は顔を見る能力が進化し、男は進化しなかったということになります。この進化の差をたった1万年で埋めることは出来ません。ですから1万年経った今でも男は女性の顔をきちんと見る能力が劣っていて、『節穴』なのです。美容室や美容外科でキレイになったのに気がついてくれないからといって男を怒ってもどうしようもないのです。でもキレイになったことに無意識ですが気付いてはいると思いますから(男の弁護をするわけではありませんが^_^;)許してやってください<m(__)m>
さらに、医学的にも女性は視野が広く、広い範囲を見る能力が優れているのに対し、男性は正面の遠くを見る能力は優れていますが視野は狭い傾向にあります。だから男性は冷蔵庫の中のものを探し出すのが苦手なんです。男が冷蔵庫を覗き込んでバターがない、ソースがないなどと騒いでうるさくしててもしょうがないのです。
ところで最初に書いたように、「主人が気がついてくれない」「フィアンセが気がついてくれない」と言う患者さんに僕が「せっかくキレイになったのに少し残念ですね」と言うと・・・「いいえ、主人の為にキレイになるわけじゃないからいいんです(キッパリ!)」と答える患者さんが少なくありません!!!僕たち男の存在なんてそんな程度なのかなぁ・・・(T.T)
在ペルー旧日本大使公邸
これは節穴ではありません。僕がチリにいたとき、隣のペルーで日本大使公邸がテロリストに襲撃され日本人が人質になった事件が起きました。その時の銃撃戦で正門の扉に開いた穴です。テロリストにはまだ分別もつかない10代の女性も含まれて(巻き込まれて?)いました。人質になった日本人に「恐い、死にたくない」と言っていたそうですが、突入した軍に全員射殺されてしまいました。
男の「節穴」は許してあげてください<m(__)m>でもこんな穴はノー・モアです(-_-メ)