ナースキャップの想い出
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
「ナースキャップの想い出」と言っても、ある若き天才外科医が白衣の天使と恋に落ちたが・・・なんてロマンスではありませんし、ましてやどこかの教授が忘年会でナースキャップをかぶって踊って大ひんしゅくを買ったという話でもありません。
ナースキャップ(看護婦さん)に関する想い出を書いて少しでも僕と医療との関わりやクリニカを理解してもらえればと思います。想い出は遠い順に書きますので僕の記憶力にもよりますが(^_^;)数回にはなると思います。まず第1回は僕がまだ幼稚園に入る前のつらい?想い出です。子供の頃に看護婦さんに接する機会といえばやはり予防接種です。
僕が生まれた病院はカソリック系の病院だったので(僕はキリスト教ではありませんが)看護師さんではなくシスターと呼ばれていて大きなナースキャップを付けていました。シスターさんはとても綺麗でかっこよかったのですがその手には・・・ガラスの注射器※(古いですね^_^;)が・・・
まだ幼稚園にも入っていない小さな僕にとってその注射器はどんな爆弾よりも大きく見え、口から心臓が飛び出してしまいそうでした。そしてベッドの上にうつぶせになり、お尻を出して・・・・その後でおそってきた痛みは未だにトラウマになっています。そしてその時から今に至るまで、正直言って僕は病院も注射も大嫌いです(>_<)ゞ
痛いのは人一倍嫌いですから患者さんに痛い思いをさせるのも大嫌いです。ですから癌の治療などでも出来るだけ痛くない、例えば出来るだけ注射をしないで済むにはどうしたらいいかをいつも秘かに(外科医が「痛いのは嫌い」なんて言ったら笑われちゃいますから)考えていました。ただ出来るだけ痛くなく、しかも治療は十分にとなると看護婦さんや検査技師さんの手間が多くなってしまうのでひんしゅくを買っていたかもしれませんが(>_<)ゞ
クリニカでうんと細いけどうんと高価な注射針を使い始めた時も「痛みをそんなに嫌うのは先生だけですよ」とスタッフ全員の笑われものにされてしまいました。でも・・・痛いのが嫌いなのは僕だけではないですよね?(^^ゞ
後日談:当時の僕は「予防接種」というものを知らず、「良い子にしていないから注射されるんだ」と言われ、まだその頃は僕も純朴だったので!?良い子になろうと努めていましたが?、僕の中ではこれが母にだまされた最初の記憶です(T.T)