薬はみんな毒です!―漢方薬は安全?
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
以前から漢方薬は注目されつつありましたが最近また急に漢方薬が注目されてきているとニュースで見ました。もう何年も漢方を飲んでいるとクリニカに通われている患者さんから聞くこともあります。そして患者さん達の話を聞いていると、漢方薬には副作用がないと思われている方が多いのに驚かされます。
結論から先に書くととどんな漢方薬にも副作用はあります。一般の薬、いわゆる西洋医学の薬と漢方薬の違いは有効成分を化学合成しているか天然のものから取り出すだけかの違いです。薬の作用(効き目)と副作用の違いとは、その作用が人間にとって都合が良いかどうかという人間の都合だけであって薬の化学的作用としては同じものなのです。つまり作用=副作用ですから副作用(毒)のない薬はないのです。漢方薬は効き目が穏やかなものが多く、言い換えれば作用が弱いものが多いので副作用も穏やか、つまり弱くて目立ちにくいのです。しかし弱い副作用でも長期間になれば健康を損なうことがあり得るので漫然と飲み続けるのは危険です。薬は必要最低限の量を最適な飲み方で服用しなければいけません。
余談になりますが「猫にマタタビの」マタタビも漢方薬ですが猫にマタタビをあげるとどうしてあんな心神耗弱状態!?になってしまうのでしょうか(?_?)