静岡市駿河区の美容外科、美容皮膚科、
医療脱毛女性専用クリニック
ラ ・ クリニカ シズオカ  医療法人社団  静美心会

夏やせした女性は『秋太り』にご注意を!?

ラ・クリニカは開院18周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。

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夏やせした女性は『秋太り』にご注意を!?

 今年の夏は暑く長かったのですがそれもやっと終わり気持ち良い秋風が吹くようになりした。ところで夏の暑さにバテて食欲が落ちて体重が減って「やったぁラッキー!(^^)!」なんて喜んでいる方はいませんか?そんな女性こそ「食欲の秋」に要注意です。結論から先に書くと、夏に体重が減った方はリバウンドしやすい、つまり太りやすい体質になっているのです(@_@;)
 まずは「太る」とか「やせる」とはどういうことでしょうか?

 人間は生きて行くためにエネルギー、いわゆるカロリーを消費します。この消費されるカロリーと食事で得られるカロリーがつり合っていると体重は変化しません(図1)。食事で得たカロリーが多いと余ったカロリーが脂肪になり太るのです(図2)。逆に食事で得られるカロリーが少ないと足りない分やせます(図3)。

 ふたたび図1に戻りますが、消費されるカロリーは基礎代謝とその他に分けることが出来ます。基礎代謝とは体温を保ったり、心臓を動かしたり、脳を使ったり、生きて行くために最低限必要なカロリーです。運動したりするとカロリーを消費することは皆さんもご存じだと思いますが、これは「その他」に入ります。

 実は図に示したように、人が消費するカロリーの60~70%、つまり大部分は基礎代謝に使われています。細かいメカニズムは省略しますが、図3の状態が続くと人間の身体は省エネタイプになります。

 そして夏に体重が減った女性は秋になってもこの基礎代謝が下がったままの省エネタイプになっていることが多いのです(図4)。つまり消費されるカロリーが少なくなっているのです。

 

 さてここで夏野やせ子さんと夏にやせなかった夏茂元気さんが食事に行って同じ量の食事をしたとします(図5)。図からも分かるように同じ量の食事なのに基礎代謝が落ちてしまった夏野やせ子さんは、結果としてカロリーオーバーになってしまうので、その分だけ太ってしまいます(>_<) 基礎代謝が下がっていない夏茂元気さんは秋の味覚を堪能しても太りません\(^O^)/

 というわけで夏にやせた方、ダイエットをした女性は太りやすい体質になっているのです。

 「食欲の秋」という言葉がありますが、私達人類の祖先は食物が少なくなる冬の前にたくさん食べることで冬を生き抜いてきたのです。つまり秋になって食欲が増すのは人類が生き延びるために獲得した本能、

 体質なのでこれを我慢することは出来ません。 では夏にやせて基礎代謝が下がってしまった女性はどうしたらよいのでしょうか?これはもちろん基礎代謝を上げるしかありません。基礎代謝の回復について書くと、また長くなってしまうので後日にしますが、夏やせをしてしまった女性はとりあえず長風呂と無酸素運動(ジョギングなどの有酸素運動ではなくいわゆる筋トレと呼ばれるもの)を心がけて、『秋の味覚』にも注意してください。

 秋の味覚の代表、松茸は香りもよく、美味しくて、しかもローカロリーです\(^O^)/
・・・でもお値段が・・・・
 日本で一番、ということは世界で一番、といわれるのが岩手県の松茸ですが、これは岩手の米栂(こめつが)松茸です(実物を見たことはありませんが^_^;)
 こんな松茸が静岡市内の公園に生えていたらいいのになぁ(Q_Q)↓