負けたって(∩.∩)・・・身を削る女性アスリート達
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
もうすぐオリンピックが始まります。世界中の人が色々な選手を応援して結果に一喜一憂するのかと思います。でも応援している選手が負けたり、あるいは競技の途中でリタイアしても拍手で讃えてもらいたいと思います。こんなふうに書いても決してスポーツマンシップを振り回しているのではありません。彼女たちがどれほど厳しい練習をしてきたかをもっと知ってもらいたいと思うからです。
オリンピックに出場するような選手の練習の厳しさは想像を絶するものがあります。でも言葉でこのように書いてもその厳しさをうまくは伝えられないので一つの事実を書きます。
スポーツドクターによれば、女性アスリートには毎月の生理がない方が少なくないそうです。僕はこのことを聞いていたので以前、スケート選手だった橋本聖子さんが出産されたと聞いて少し驚いた記憶があります。後に橋本聖子さん自身も「生理も10年以上なかったし、まさか子供を産めるなんて思いませんでした。」とおっしゃっていました。
女性は急激なダイエットなどによる栄養失調で生理が来なくなって不妊症になってしまうことがあります。婦人科の医師によればダイエットが原因の場合、治療は決して簡単ではなく、スポーツ選手の場合も同じだそうです。しかし現在のスポーツ選手は専門の栄養士さんの指導で栄養はカロリー的にもバランス的にも普通の人以上にしっかり摂取していますから決して栄養失調ではありません。それなのに生理が来なくなってしまうのです。栄養を十分にしかもバランスよく取っていてもそれがすべて運動に費やされてしまう、それぐらい厳しく練習を続けたからなのです。もっとたくさん食べればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、人間が食べて吸収できる量なんて限られています。
長時間の競技やハードな競技はもちろんですが、そうではない競技においても、オリンピックに出られるだけの技術や技術を発揮できるだけの体力をつけるための練習はそれほどまでに厳しく、彼女たちはまさに身を削る努力をしてきているのです。このことを少しだけでも思い出しながら『みんな』を応援してもらえれば、と思います。