
マイナンバーカードと命
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
先日運転免許を更新して、マイナンバカードと運転免許が一枚になりました。
マイナンバーカードにも臓器提供意思の記入欄があります。
つまりもしあなたの心臓が停まったり脳死になった時に、あなたの臓器を移植して誰かを助けるか否か、というあなたの意思表示です。
ところが日本ではまだ臓器移植に抵抗を感じる方が多く、臓器移植があれば助かるはずの多くの命が奪われています。
もしあなたの子どもが、心臓移植が必要になったら移植を望みますよね?
でもあなたが脳死になっても自分の臓器を他人に移植はしない、というのは、
『矛盾』していると思います。
愛する人に移植が必要なときに心臓移植を求めるのなら、自分が脳死になったときには心臓を提供する。それが公平というものではないでしょうか。
難しい選択であることは間違えありません。でも厳しい言い方になりますが、
『矛盾』は身勝手であり、自分さえよければいい、というようなものだと思います。
自分や家族が脳死になった時のことを話し合ったことがありますか?
最悪のケースは誰だって考えたくありませんが、考えておく必要があります。
『まさか』というのは起きることがあるから『まさか』なのです。