カラス
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
「あなたはカラスが好きですか?」っと聞かれたらどう思いますか?「好き」と答える人はとても少ないと思います。理由は?と聞くと、ゴミを荒らすとか人を襲うとか言う人がいます。でもゴミを荒らすのは生きていくためにエサを食べているだけですし、人を襲うのは自分の子供を守ろうとするからですから、生き物としては当然のことです。
カラスが嫌われる一番の理由はあの真っ黒な身体ではないかと思います。もしカラスが白鳥のように真っ白だったら今のようには嫌われなかったと思います。僕はこれは「外見で差別している」のだと思います。カラスを差別したっていいでしょ、と言われるかもしれませんが、同じことが人にもあるのです。
「見た目問題」とか言われるものです。容姿に表れる「障害」と言われるものが原因で就職や恋愛で差別される問題です。人種差別も見た目問題です。差別とは人の心の暗闇に隠れていて、すきを見せると出てくる厄介者です。
人は性格も肉体も一人一人みんな違います。これは『種の多様性』と言って、このおかげで人類は生き残ってきたのです(※注)。
障害という言葉を耳にします。でも「障害」なんてものはありません。あるのは個性、つまり人間の多様性だけだと僕は思います。
※注:もし人間がみんな同じ肉体、同じ体質だったら、コロナウイルスみたいな病気で全滅しちゃいます。色んな人がいるから生き残る人がいて、人類は繁栄したのです。