『正義』の使い方
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
「正義はどう使うのが正しいのか」って考えたことありますか?
正義は正しいことだから、どう使っても悪いことはないんじゃない?と思う方もいると思います。ところが実際にはそうではなくて、しかも正義そのものがその人によって違い、正義が悲劇を引き起こしたことも歴史にはたくさんあるのです。
例えばオウム真理教、彼らは犯罪を起こしましたが、彼らは「世界や人をよくする」という『自分の正義』を実現しようとあんな犯罪を起こしたのです。
最近で言えば新型コロナウイルスに感染してしまった人達を誹謗中傷する『自粛警察』。これも『自分の正義』を「満足させる」ためにネットなどで誹謗中傷しているのです。
こういった例を挙げてみると、正義って意外に恐いでしょう!?
何か良くないことが起きると人の中に「正義感」が表れます。ではその湧き上がってきた正義感はどう使うべきなのでしょうか。
まず最初に、『自分の正義』が人を傷つける可能性がないのか、を考えなくてはいけないのはもちろんです。
しかし、そもそも、正義とは振りかざしたり、振り回してはいけないものだと思います。どんなものでも振り回せば人を傷つける凶器にもなります。人の命を助けるメスだって、刺せば凶器になります。
正義は人を助けるために使う、ということはもちろんですが、自分に突きつけるものでもあると思います。
自分に突きつけて、自分の気持ちや行為が正しいかを確かめ、自分を高める道具でもあると思います。