読書の秋・・・さぁて悲劇でも読むか!?
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
文学に限らず映画でも作られたものには悲劇というジャンルがあります。悲しいこと、悲しい思いは誰だってしたくないですよね?ではなぜ人はわざわざ悲劇を読んだり、見たりするのでしょうか?
世界の三大悲劇と呼ばれる小説など色々な悲劇があります。その小説の中の悲劇は言葉では言い表せないほど暗く深いものです。でもその小説の初めの一文字から最後の一文字まで、すべてが悲しみで真っ黒に塗りつぶされていることはまずありません。
小説、つまり作り話の中のどこかに、必ず、ひと筋の光明が描かれているのです。その細い光明は愛情だったり、思いやりだったり色々ですが、悲しみで100%真っ黒に塗りつぶされた悲劇小説なんてまずないのです。
ところが現実はどうでしょう。毎日流れてくるニュースはどうでしょう。一筋の光明も救いも、何も見いだせない、悲しみだけで100%真っ黒に塗りつぶされた事件がニュースとして流れてくることもあります。
人が悲劇を読んだり見たりするのは・・・少なくとも僕は、一筋の光明を見たいからなんです。