それでも・・・日本はいい1年だった・・・
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
今年も嬉しいこと、そうではないこと、色々なことがありました。
色々な思いが頭や心の中で混沌としています。
数え切れないぐらい多くの麻酔科医師と一緒にオペをしてきて、色んな麻酔科医がいたけれど、君がNo.1だったな。麻酔が一番うまかった。麻酔科医がうまいかどうかはオペをしている外科医が一番よく分かるんですよ。
君はまだ若いのに立派だったと思う。抗癌剤の副作用でつらい時も、死が迫り来る中でも、いつものように診療を続けていたそうだね。君の美学を見たような気がします。
僕も君みたいになれるように頑張り続けるよ。僕もいつかはそちらに行くけど、そうしたら、君に難しい麻酔をかけてもらって、僕は一番難しいオペがしたいな。
そんな思いもありますが、それでも日本を見れば、今年もいい年だったのでは、と思います。台風が来て多くの方が命を落としました。毎年、毎年、地震、津波、火山の噴火、いろんな災害がやって来てはたくさんの悲しみを残してゆきます。
でも、今年1年も日本には『戦争』はありませんでした。これはとても素晴らしいことだと思います。
日本に生まれて自分は幸せ者だ、と自分に言い聞かせながら、でもつらい・・・
僕は混沌としたまま年を越しそうです・・・