続・負けたって(∩.∩)ー美容外科的オリンピックの見方?
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
ラ・クリニカは開院19周年を迎えました。これも、何度もご来院頂いてる多くの患者様のおかげと、スタッフ一同、心から感謝をしております。
以前のコラムでオリンピック選手がどれぐらいものすごい練習をしているかということを書きました。今回はその練習量が選手の顔に出ていて、毎日たくさんの患者さんの顔を見ている美容外科医の目がついそこに行ってしまうというちょっぴり美容外科医的なことを書きます。
筋肉は鍛えれば鍛えるほど、つまり力を入れれば入れるほど発達して太くなります。これは顔の筋肉にも言えます。また重量挙げのような競技はもちろんですがあの華麗で美しいフィギュアスケートにもあてはまります。フィギュアスケートの競技自体はほんの数分ですし、競技中は笑顔を絶やさないで華麗に滑り続けていますが、想像がつかないぐらい踏ん張って歯をガッチリかみしめているのです。その結果どうなるかというと咬筋、つまり歯をかみしめる時に使う筋肉(頬の耳に近い部分でギュッとかみしめると固くなるところ)が発達してきてエラが張ってきてしまいます。スポーツ選手ではなくても美容外科にはこのエラの治療に来る方が少なくありません。ですからオリンピックを見ていてもつい視線が選手のエラにいってしまうのです(^_^;)
美容外科にエラの治療に来る方はほとんどが眠っている間の歯ぎしりが激しい方です。歯ぎしりをする時には固いものを食べる時のなんと10倍から20倍の力がかかっているそうです。目が覚めている時にはとてもではありませんが出せない強い力です。オリンピック選手達は4年、いえもっともっと遙かに長い練習の時にそれほど歯を食いしばってきたのです。誰よりもたくさん練習をしても試合に勝てる保証なんてありません。それでも文字通り歯を食いしばって頑張ってきたのですから負けたっていいじゃないですか、ケガさえしなければそれでいいのではないかと僕は思います。